僕は女性ギター弾き語りが好きだ。それでYouTubeでよく見ていた。
 ところで、僕は自分で言うのもなんだが、美少年だ。茶色がかったショートヘア。
 ある日YUKIという女性ギターヴォーカルがYouTubeにあがっていた。クリックした。YUKI「私の心を感じて」MVだった。それは砂浜でYUKIがギターを引きずっているというものだった。その映像を僕はとても気に入った。
 YUKIはロングで、上唇がうすく、かわいかった。💛(きゅん)。男のような顔をしていた。とてもいい曲だった。アコースティックギターの音色がよかった。ジーンズで胡坐をかいて、弾き語りしている映像もよかった。YUKIが目をつむっている映像もよかった。
 僕はYUKIにはまった。チャンネル登録をした。サイトも見た。YUKIのプロフィールがあった。女の子っぽいことや、おしゃれに興味がない、とあった。僕は毎日YUKIのMV「私の心に感じて」をYouTubeで見た。
 
 YUKI OFFICIAL YouTubeチャンネル。ある日見ると、新たにMVが追加されていた。MV「さくらんぼの恋」。僕は早速クリックした。胸きゅんな恋愛の歌だった。「絵文字は苦手 でもあなたの返信なら胸きゅん」という詞がとてもよかった。

 メール着信 それで、勇気が出た
 絵文字は苦手 でもあなたの返信なら胸きゅん
 返信はすぐしたほうがいいのかなあ かけひきとかできない
 好きだから んんーんんーんんー
 胸キュンしたんだ おそらくわかってないでしょう
 星々がまたたく 思いを込めた さくらんぼ
 キーボードで打つ あなたへの言葉
 ひまわり畑 この風景をすべて
 君の見ている世界を見せてもらうかわりに
 ひとことでいいんだ あなたのメッセージがほしいの
 ほんとのきもちが
 好きだから んんーんんーんんー
 胸キュンしたんだ おそらくわかってないでしょう
 星々がまたたく 思いを込めた さくらんぼ
 キーボードで打つ あなたへの言葉
 あまあまなのがいいの なんでもない話からいきたい んんーんんーんーんー
 胸キュンしたんだ おそらくわかってないでしょう
 ずっと待機してるから 真夏の夜にメッセージ
 胸キュンしたんだ おそらくわかってないでしょう
 星々がまたたく 思いを込めた さくらんぼ
 キーボードで打つ あなたへの言葉
 
 僕は「さくらんぼの恋」MVをよく見た。
 YUKI,YouTubeチャンネルに入った。新しいMVが追加されていた。
 「私はなりたいものになる」
 僕はクリックした。
 
 私はなる あなたのこと想ってた 旅立つんだね いつも一緒だよ 君の夢かなうように
 YUKIのサイトにYUKIが僕の地域の夏フェスに来るという情報が載っていた。僕は早速チケットを購入することにした。ネットでチケットを購入した。夏フェスは地域のビーチで行われるということだった。会場では水着でもOKということだった。
 当日、見事に晴れた。とても暑かった。日差しがきつかった。僕は会場のビーチへと行った。僕は海水パンツに着替えた。会場は若い女性が多かった。水着だった。肌が美しく光っていた。若い女性が前へ動き出した。僕はつられて前へ行った。まわりは女性ばかりだった。青春の香りがした。
 夏フェスが始まった。女性司会者が出てきた。女性司会者がしゃべった。胸が、わくわくしきた。女性司会者が最初に出るバンドを紹介した。BTナンバーという、女性に人気のある男性バンドだった。
 BTナンバーが出てきた。女性が歓声をあげた。演奏が始まる。女性がのってくる。僕も一緒になってのった。それからも女性に人気のある歌手やアイドル、バンドが続いた。どうやら主に女性を対象とした夏フェスらしい。周りの女性はのっていた。僕ものった。
 会場はだいぶとこんでいた。ぎゅうぎゅうだった。そこで飛んだりしてはしゃいだ。ゆれたりした。胸💛(きゅん)。しばらぎゅうぎゅうの状態が続いた。暑かった。青春の香りがした。
 そうしてYUKIの出番となった。
 髪の長い女の子が出てきた。YUKIだ。

作品を評価しよう!

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

魔王の婚約者
橋本/著

総文字数/13,839

恋愛(ピュア)25ページ

表紙を見る
シャルルのいた学園
橋本/著

総文字数/13,627

恋愛(学園)7ページ

表紙を見る
アルフレッドのいた街
橋本/著

総文字数/19,285

青春・友情29ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア