「はぁ、今見た事は黙っておこうぜ。誰も信じきれないだろうし」

「そうだね」


私たちはすぐに信じられるはずがなかった

だって星輝が吸血鬼だったんだから

吸血鬼の格好をしていたのだから


私たちは手を繋いで2年3組の教室に戻る


そして時間はすぎ昼休み


「あら、あなた…なにか匂うわ?」

えっ、この声ってもしかして

私は恐る恐る後ろを振り返ると

そこに居たのはなんと

「『星輝』のれいか様だわ!みんな挨拶を!」

私も舐められないように久留米 玲香様に挨拶をする

「おはようございます」

お昼だけど挨拶は絶対『おはようございます』

誰が決めたのかは不明だけど、いつの間にかみんなこう呼ぶようになってた


「ええっ、おはよう!」

「あの、それで私の何が匂うのですか?」


声が小さくなりつつあるけど、聞いてみた