「んっ、ここどこ?」


「あら、起きたわ!お昼の学食ぶりね?美優様」

私は周りをキョロキョロするとここが生徒会室と理解するのに少し時間がかかった


「なんで、私ここに?」

「俺が連れてきた」


ん?この声聞き覚えのある…

「えっ!せいとかいち…んぐっ」

何故か私今、副会長に口を塞がれてるんだけど

「美優さんの言いたいことはわかる!なぜ自分が今ここにいるのかをね」

私は口が塞がれたまま首を上下に振る

「まぁ、すぐにわかるさ」

と言いながら生徒会長はメガネを外した


「君の身体から僕達ヴァンパイアを誘う甘いはちみつのような蜜が漂ってるんだよね」


『いい香りってことだけ言っておこうかしら』

昼、れいか様が言ったのはそういうことだったんだ