「あ、やべ。」



「そろそろ戻るわ、俺ら。」



そう言って肩を軽く回した。



「楽しみだ、対戦が。」



「俺らも負けねぇぞ、彰。」



こういうの友情って言うんかな?



友情っていいなぁなんて。



「奏斗、しっかりしろ!」



横でボーっとしてる奏斗を俺は叩いた。



「奏斗ー、彰ー!
 部長が呼んでるぞーッ!!」



勇が俺らを呼んだ。



「さぁて、本気で行くか、彰?」



「ったりめぇだろ!」



そしてキャプテンの所まで走った。