ちらりとこちらを見た萌々ちゃんの目が少し冷たい気がして、肩がびくっとはねる。



…?なに、?



まるで敵意を見せられているような気がして、居心地が悪くなる。



…この子、玲於くんのこと好きなの、?



女の勘ってやつかな…。



勉強なんてろくに出来ないくせに、そういうところは目ざとく気づいてしまう。