公園を出ると、ジャージ姿のふわふわに巻かれたツインテール女の子が、私たちの前に走りよってきた。



「玲於!」



「萌々(もも)」



見た目にすごく似合う萌々ちゃんという女の子は、私に1度ぺこりと頭を下げる。



「あっ、陸部マネの1年、野々宮萌々(ののみやもも)です!」