本当は凄く怖かった。



昔の自分を見てるようで苦しいし、同じにならないか不安になる。



…ねぇ教えて過去の私、なんていう言葉が欲しかった?



「ごめん、珠那ちゃんに当たることじゃないのに、ほんと…ごめん、俺…っ」



玲於くんの焦ったような声色に、不安が煽られる。



玲於くんは私が救わなきゃ…。