少し昔の自分に重なって苦しくなる。



「…大丈夫だよ、まだまだ時間はあるんだから」



「それじゃ、遅いんだよ!」



初めて私に声を荒げた玲於くんに、思わず肩がはねる。



「あ、ごめん…!ちがっ…!」



「あっ、大丈夫だよ…!ちょっとびっくりしただけだしっ!」