「……新しい…し、かっけぇだろ」



「まだ使えるのに?あれ、お金かけた玲於専用のやつだろ?」



思入れはある。



あのスパイクで沢山走った。



「……飽きた、から?」



その言葉を聞いた瞬間朱那ちゃんがぐにゃりと顔をゆがませた。



柊兄ちゃんに至っては俺が生きてる間にもう見ないであろう眼光をしている。