「……体、つらい?」



少しぼーっと天井を見つめていた朱那の大きな目が俺を捉えて、ふわりと笑う。



「……へいきだよ」



おばあちゃんが立ち上がって水を取りに向かった。



もう一度朱那に触れる。



不意に俺に頬を撫でられて、瞳が大きく揺れて動揺する。