私が、しっかりしなきゃ、この人は上手く飛び立てないから。



「でもじゃない!私を誰だと思ってるの?これから先も一緒にいるんだから大丈夫だよ?」



まだ不安げに揺れる瞳に、本当の私の気持ちに気づいてよと言いたくなる。




「私は…玲於くん大好きだから、いつまででも信じて待ってられるよ」



今日も彼のために意地張って強がって、笑いかけるんだ。