『今日渡したプリントは必ず家に持って帰って、親御さんに記入してもらうんだぞ〜。冬休み明けの初日に提出だからな〜』
先生がああ言っていたのに、冬野くん…忘れてる!
冬野くんは、時間や提出物の期限はちゃんと守る。
こんなうっかりミスをするなんて冬野くんらしくない。
だけどそういえば、終礼後にスマホを見て、それで慌てて帰っていったような。
「バイバイ」と声をかける暇さえなかった。
途中の道で、プリントを忘れていることに気づいたらいいんだけど…。
でも気づいていたら、もうとっくに取りにきてるよね。
職員室にいる先生に学級日誌を渡しにいってきたけど、その間も冬野くんが学校に戻ってくる感じはなかった。
「たしか、この辺りだよね…?」
わたしは冬野くんのプリントを握りしめ、普段は通らないような道をキョロキョロしながら歩いていた。
先生がああ言っていたのに、冬野くん…忘れてる!
冬野くんは、時間や提出物の期限はちゃんと守る。
こんなうっかりミスをするなんて冬野くんらしくない。
だけどそういえば、終礼後にスマホを見て、それで慌てて帰っていったような。
「バイバイ」と声をかける暇さえなかった。
途中の道で、プリントを忘れていることに気づいたらいいんだけど…。
でも気づいていたら、もうとっくに取りにきてるよね。
職員室にいる先生に学級日誌を渡しにいってきたけど、その間も冬野くんが学校に戻ってくる感じはなかった。
「たしか、この辺りだよね…?」
わたしは冬野くんのプリントを握りしめ、普段は通らないような道をキョロキョロしながら歩いていた。