ティムの後をついて、僕はティムの家へと向かう。とある家の前で、ティムは立ち止まった。

「ここだよ。僕の実家は……入るの、緊張するなぁ……」

ティムはそう呟くと、家の扉を開ける。それから、ティムに促されて僕らは皆がいるという部屋へと向かった。

部屋の扉を開けると、2人の女性と1人の男性が椅子に座って話してる。

「……ただいま」

ティムが声をかけると、3人は一斉に僕らの方を見た。

「ティムにアーサーくん、帰ってきてたんだ?」

白髪の女性の言葉に、ティムは「うん。用事が出来て……」と返す。

「ただいま戻りました。そして、お邪魔します」

そんなことを言いながら部屋に入ってきたのは、さっき外で会ったアーサーのお父さん。

「あら、戻ってくるの意外と早かったんだね」

ピンク色の髪に黄色の瞳の女性が、アーサーのお父さんに向かって言った。

「置きに行って、すぐに戻ってきたからね」

そう言いながら、アーサーのお父さんは部屋に入ると近くにある椅子に座る。

「それで、ティム。用事があって、ここに戻って来たって言ってたけど……」

そう言ったティムと同じ白髪の女性が、ティムを見つめた。

「……その前に、僕とアーサーの友だちを紹介したいんだ。僕らがカラミティに出てから、出来た友だちを!」