それだけ言ってから、僕はアーサーとティムの方を向く。

「アーサー、ティム。次の任務実践の授業の時に、皆の様子を聞くから正直に答えてよ?」

僕がそう言うと、2人は頷いた。

……僕が止めるように言っただけでは、状況は変わらないと思う。状況を変えたいならレオンさんの提案を受け入れるのが、一番良い方法だと僕は思う……だけど、それを決めるのはアーサーとティム自身だ。僕は、2人の決断を待つことしか出来ない。

アーサーとティムが、辛い思いをせずに過ごせる日が来ることを心から願う。