いつものように喧嘩しまくった。

「いい加減しろ!!!門限!!!何時だと思ってんだよ!!!」

「は??うざいんだけど???」

毎日のように、にらみ合って、つかみ合って、

私はそれがありがたかった。

なぜならば、君が私を叱ってくれるのだから。

私に叱ることを恐れていた大人たちと違って、いつだって叱ってくれた。

「お前。やればできるやん!!すげー!!!」

そう私の髪をぐしゃぐしゃと撫でながら笑っていった。

ただ嫌いなものを頑張ってたべただけで。

あるとき、数学を教えてもらう夜。

素っ気なくように見えて、ちょっと笑っている顔で言った。

「ねぇ!!あんた。数学わかんないんだけど‥」

笑って、言った。

「おお!!座れ!!!」

隣で座って、教えてもらった。

頑張っても解けなかった問題があっさりと解けていた姿を見て、私は驚いた。

「なっ、なんでわかるの???すごーい!!!」

「それは、天才だから!!」

そう笑って、私に言った。

私は無意識に‥

「さすが!!私のパパ!!」

私は立って、「じゃ、またね~」

そう言って、自分の部屋に戻った。

お風呂に入った瞬間に叫んだ。

「ああー!!!!!言ってしまった!!!!」

高速でお風呂を終わらせて、あの人がいるところへ行った。

「あの‥。私言ったの覚えていますか???
パパだって言ったことを‥。」

あの人はすごく笑って言った。

「あれ、見間違いじゃなかったんだ。撤回する気??」

「うん‥ちゃんと言いたいから」

そうあの人の目を見つめて言った。

すると、あの人はわかったとうなずいた。