『葵〜、今日帰りご飯行かない?』



同僚の南からのお誘い。



「ごめん、今日はパス!」



あたしは腕をバツにして南に伝えた。



『またぁ?もしかして…』


「そっ、デート。」



端からみれば、フツーの会話。



『あっ、今日は第3水曜日か…』



思い出したかのように南が呟く。