次の休み時間は、
兄貴のほうと知り合った。
華恋とは対照的に
明るい人物で、
その気さくさが
周りに受けている
ような奴だった。
俺は、一応挨拶しておいた。
名前は片岡千洋。
この年になると、
他人との距離の取り方が
はっきりしてくる。
踏み込まないで欲しい
という警戒心むき出しの
相手もいれば、
友達みたいに気さくに
笑い合えるレベルの
相手まで幅広いのだ。
千洋はまだ
知り合ったばかりなので、
警戒心剥き出しの
相手という事だ。