自分の感情を押し殺さずに生きている人はどれだけ居るのだろう。

マイナスな感情は無かったことにして、表面を綺麗なままに取り繕って。

そんな人間が大半ではないだろうか。

ぶつけられる先のないこの感情は一体何処へ行くのだろう。

どろどろしたまま彷徨い、奥深くに貯まった「それ」はいつしか私の精神を無意識に壊していった。

今更「もしも」なんてタラレバの話をする気はないけれど、過去の自分の姿を思い出すと選択を間違えたいくつもの分岐点があったように思える。

あの時の感情を無視せずに、ちゃんと存在を認めていたなら。

何かしらの抵抗をしていたなら。

私の頭には後悔ばかりが残っている。