放課後になって、私は結愛先輩が告白する中

庭へと向かった。


告白するところなんて見るのは悪いけど、ど

うしても気になってしまう。



(あ、結愛先輩がいる)


私は近くの花壇に、身を潜めた。


結愛先輩、頬が少し赤くなってる。

同じ女子から見ても、可愛いなと思う。



「お待たせ」

あ、蓮先輩が来た…!


栗色の髪をなびかせながら、軽やかに結愛先

輩の元へと走り寄る。


(やっぱり、カッコいいな…)