「なんか責任重大じゃない?
もし地元に帰って、輝月が相変わらずだらしなかったら『おい!』ってならないかな…?」

「だらしないってなんだよ」

輝月は心外だと言うように怒っている。

「あ、ごめんごめん。
てか全然甘いムードにならないね…。
幼なじみだから?」

「俺はあーちゃんとキスやその先もしたいよ?
健全な男なんでね。
だけど、あーちゃんを待つ」

星は輝月と今まで幼なじみだった分、普通の恋人のようにイチャイチャするのが恥ずかしいのだ。

それを正直に輝月に伝えると輝月は、

「待つよ、あーちゃんの心の準備が出来るまで」

そう言って、星に笑いかけた‐。