「ヤバーい♡
輝月、もっと奥に行こっ」

「ええ~、ちょっとマジで止めようよ…」

後ずさりを始める輝月を引きづるようにして前へ前へと進む星。

中には入らず、外をグルグル回っていると砂利道に繋がった。

『ねぇ…』

突然、星の隣から女の子の声が聞こえた。

『あたしを殺した犯人を探して』

「え!?」

星が急に大声を出したので、輝月は半泣きだ。

「なんか声が聞こえた…、女の子の」

それを聞くと、輝月は星と手を繋いだまま、来た道を辿って行った…。