次の日、

毎日遅刻ギリギリになってしまうが、
どうしても今日は綾と話をしたくて早く起きてしまった




前に聞いていた家に向かい、家の前で綾が出てくるのを待つ。










『ガチャ』





無機質な音ともに、出てきたのは









貴崎に手をひかれた
綾だった。






(なんで貴崎が居るんだよ)






ぎゅっと胸が痛むのを感じつつも、
悟られたくなくて二人のことをじっと見据える。







綾は動揺しているようだったが、貴崎は俺のことを挑発的に見ていた。








結果、あいつの挑発的な態度にイラっとしてしまい綾と一緒に登校することはかなわず、


話すこともできなかった。