「暑ーー…」




蜜希のやる気を失くすような声‥。




多分今やってる5人全員が心の中で思ってるだろう
今日の温度は半端じゃない…




出したくないのに流れ落ちてくる汗




もぅ,鬱陶しい…




「なぁ,一旦休憩しようぜぇー?!」




へとへとな蜜希の声に女の子達も賛成した




俺等は辺りにあった木の中で一番大きな木の下に入った




入った瞬間にパタン寝転びだす蜜希に葉月。




太陽が真上に昇り,もう西に傾いているのか東に傾いているのか解らなくなっていた




じりじりと地面を焼き続ける太陽




俺は濃くなった葉の間から空を見ていた




もう,この木陰に入って約1時間は経っているだろう




肝心な蜜希は唯ちゃんや葉月と一緒に喋りだし一気に盛り上がっていた