「よし!やるか!!」



頭にタオルを巻きスコップを持ちながら蜜希が声をあげた




何で俺が蜜希と一緒に溝掃除なんてしなきゃいけねぇんだよ…




「俺,パス」




俺はスコップをバケツに放り投げ門の方に向かって行った




「ちょっ!ちょっと待てよ…手伝うって約束だろ!?」




「そんなの聞いてないし…」




「亮!待てって頼む…もうそろそろ来ちゃう…って…」




そろそろ来ちゃう…?
何が?



俺は門の一歩手前で立ち止まり蜜希の方を向いた




ずっとこっちを見たまま固まっている蜜希




何だ…?
あいつは何を期待してんだ?




そう思い振り向いた瞬間だった…
俺の目の前に現れたのはあの時の3人。




葉月に唯ちゃんにもう1人の女の子だった