こう言い出してしまったらもうどうすることも出来ない…
仕方がなく俺は芽衣を連れてりんご飴のところに向かった




…?
りんご飴ってどこに売ってるんだっけ…?




俺はそんなことを考えながらも,明るい屋台のある道まで出た




花火が終わりさっきよりも多くの人が集まってきている屋台は,もう何がなんだか分からなかった




「芽衣…どこに売ってるか知ってる?」




勿論芽衣は首を横に振り,下を向いた




まぁ,当たり前か…
知ってる訳ないよな…




俺はとりあえず芽衣とはぐれない為に手を掴んで芽衣にソラを抱えさせた




まじ行きたくねぇ─…




とは言っても,買ってあげないと芽衣は泣き出すだろう…




俺は芽衣の手をしっかり掴み列の中に無理矢理入った





さっきと同様,当たる肩や体…




あ─…
もうまじ鬱陶しい…