朝からビールって─……




気が進まないながらもビールの蓋を開けようとした時だった




「亮!それ,勝手に飲まないでよ!」




この声は─…




呆れながらもドアの方に目をやるとそこには祐莉がいた




「分かった。」




俺は開けようとしていたビールを前にあった机の上に置いた





すると,俺のポケットに入っていた携帯がまた震え出した




≪今日午後5時に三国駅集合な!≫




今度は葉月じゃなく蜜希からのメールだった





「今日,祭り行くの?」




祐莉は俺が置いたビールを取り蓋を開けて言った





「うん」



≪分かった。≫




それだけメールを打ちまた携帯をポケットに入れた