顔や耳を真っ赤にした蜜希が俺のベッドの前に座っていた




蜜希が頬を染めるなんて事は滅多にない。




蜜希まじなんだ─…




「なんだよ!何か言えよ?!」




蜜希はずっと下を向いたまま真っ赤な顔を手で覆って言った




何も知らない人からみたら泣いてるようにも見えるだろう…。




「蜜希,とりあえず手外せよ?」




俺は蜜希の膝の上にある携帯電話をとって言った





「おい!亮やめろ!!!俺の携帯返せって!!」




そう言って蜜希は急に俺の腕を掴んだ




何でこんなに必死…?




俺は携帯を裏返し画面を自分の目の前に映し出した




≪亮が行きたいって言ってるし!!!全然okだから!!≫




書いてある文字は明らかに俺が言った事とは別のことだった



「おい,蜜希俺行きたいなんて1回も言ってないし…ってか,誰とのメールだよ?」