「何だよ。元気そうじゃん!心配して損した!!」




蜜希はそう言って俺のベッドの近くまで来た




「悪りぃーな…迷惑かけたし…。」




「何言ってんだよ!」




ちょっと照れ臭そうにした密希の顔は凄く可愛らしく見えた




「あっ!なぁ亮,明日草壁神社で祭りあんだけどお前も行かねぇ?!」




そう言いながら蜜希は携帯電話を取り出した




「祭り…?」



草壁神社………




「俺,去年も行ったんだよ!これ見ろって」




蜜希は携帯を俺の目の前に差し出した




その携帯に目をやるとそこには懐かしいあの花火が映っていた




「どうだよ!?まじ綺麗だろ!!絶対今年は亮と行こうと思ってたんだよ!!」




目をキラキラと輝かせている蜜希…
でも─……



俺には無理かもしれない…