「えっ……お、おう。」




俺倒れたんだ…
でも…何で倒れたんだっけ……?




何にも思い出せねぇ─…




ただ真っ暗で真っ暗で気づけば俺はそこにいたんだ…




大きな穴みたいな所にたった1人俺だけが立っていて




何も見えないんだ……




真っ暗でただただ暗いだけ,光なんて数ミリもない




一言で言うと…闇。




そう闇…俺の心みたいだった





何も無い…何も見えない…何も触れない…




ただ暗くて空っぽな世界…




歩くに歩けない…
怖くて進めない…そんな世界。




少しでも動くと何か悪いものに出会いそうで…




俺はうずくまる事しか出来なかった。




俺は弱い人間だから…。