「うん……分かった。晴弥行こ?」




芽衣は下を向きながら晴弥を呼び,階段を降りていった




廊下に残された俺と祐莉…




今から言われる言葉は大体わかる




「何であんなこと言ったの?」




やっぱり……




「朝から頭痛いから。」




俺は呆れた顔をして下を向いていた





「でも,芽衣が嫌がることぐらい分かってたんじゃないの?」




祐莉の鋭い言葉は次々と俺に向かってきた




「大体,あの2人だけじゃ危ない事ぐらい普通分かるじゃん?!あんた芽衣達まで殺す気!?」




「──………」



殺す──………




その祐莉の言葉に俺の感覚はおかしくなった…



「私,行かないから。」




そう言った祐莉は言いたい事だけ言って部屋に入っていった