朝から無駄にテンションの高い蜜希…



まじ,ありえねー…



「んで?何の用?」



『お前にいい情報教えてやるから,今日早く学校来い!
 んじゃあな!』




「はっ?ちょっ─…」



《ツーツー》



勝手に切られた…
もう何なんだよ。



俺はガラクタになった携帯の電源ボタンを押してベッドから出た



時間は7時。



これなら十分に間に合う



この真っ暗な部屋の中で俺はタンスまで行き制服を出した



俺の部屋は常に真っ暗。



窓は絶対に開けないし,開けたとしても雨戸で太陽は入らないから。




それプラス黒いカーテン。



電気をつけない限り絶対に暗闇。



俺の部屋はいつの間にかそんな闇の部屋となっていた。