「えっ…まじで言ってんの…?」



俺は祐莉の座っている椅子の前に座った



「本当…。だめなの?」



祐莉は一瞬悲しそうな表情を見せた



「だめ…とかじゃないけど…」



まじでかよ…
ってか,じゃあ彼氏どーすんだろ?



祐莉には1歳年上の彼氏がいて,しかも一緒にすんでいるらしい…



「1つ空き部屋あるし,そこ私が使うからー!」



祐莉は携帯をパタンと閉め,テーブルに置かれてあるご飯を食べ始めた



は!?
冗談じゃねぇ…
その部屋,俺の左隣の部屋だし…



俺は牛乳を一口飲みながら,祐莉の方をずっと向いていた




「何見てんの?そんなに嫌?私がいるの」




祐莉はご飯をお箸に乗せながら俺に言った




嫌…っていうより,煩せぇーんだよ…




「別に…」



俺はそう言って食パンにジャムを塗っていった