何でこんなにトイレ遠いんだよ…



俺は,トイレに行くだけに5分くらいかかっていた。




またすれ違う人に見られる




まぁ,もう慣れたけど…




俺は若干下を向きながら歩き,ようやく公衆トイレに入れた




あいつ等といると本当に飽きねぇーな…




中学の時からの親友…,仲間………。




何処かちょっと安心できるような,そんな奴等。




俺が唯一本当の俺を出せる場所。




そんなあいつ等は,俺の光を一緒に探してくれた。




俺の希望を───………







トイレから出ると,俺のポケットの中が光り出した




大体予想はつく…




俺は携帯を取り出し,名前も見ずに電話に出た




「もしもし蜜希…?」