ウーロン茶を片手に持ちながら固まった芳輝…




そんな芳輝の言葉に一気に沈黙になり,俺の方に視線が集まる。





「えっ……まじで…?」




煙草を口から離し,龍が一番最初に口を開いた




「……まぁな」




気まずい雰囲気が流れていた公園に俺の言葉が響いた





はぁ……
何で俺こんな事言ってんだろ…。




俺は袋の中からメロンパンを取り出し,かぶりついた




「まじで!!!?冗談だろ?!!」



身を乗り出して芳輝が聞いてきた




そこまで驚く事…?



まぁ,俺も待ち伏せってのは初めてだけど…。




俺はメロンパンを食いながらコクンと頷いた




「亮,やっぱお前かっこいいー!やっぱすげー」



芳輝はウーロン茶を一気飲みして空き缶をゴミ箱に向かって投げた