コンビニを出てから俺と芳輝は近くの公園に向かった




あいつ等が来ると余計に面倒なことが増える……



正直言って,俺のテンションはどんどん下がっていっていた




「おい芳輝,何で連絡入れたんだよ?」



呆れた顔で俺が言うと



「ずっと前からあいつ等お前に会いたいって言ってたんだよ…。いっつもお前だけ来れないから……。」



その芳輝の言葉に,俺は返す言葉が無くなった…




俺は片手に持ったままだったジュースを飲み干し気を紛らわせた。




俺はもうこんな世界信じない─……。




「芳輝,お前あいつ等が酔った後どーにかしろよ?俺しらねぇーから。」




そう言って空き缶を落とし,足で蹴った




その缶は宙に浮いた後,ちょうど公園の丸いゴミ箱の中に入った




「お前……?もしかしてまだ─……」




そう言いかけた芳輝の声を無理矢理俺は聞こえなかったフリをした




「ん?何か言ったか…?」