俺はあの日以来学校に行かなくなった。





余計に行きたくなくなった,というのもあるが
一番は,蜜希にどの顔で逢えばいいのか分からないから…





きっと今俺が蜜希と逢うのは蜜希にとって逆効果だ。






それに,俺も逢えない…






もう,蜜希に合わせる顔がない─…





この頃は,ほとんど眠りにもつけないでいた…






眠って全て忘れてしまえ,と想えば想うほど眠りにつけずに
あの蜜希の輝いた笑顔を想いだしてしまう…






想い出したくないと想うと余計に出てきてしまう。






病院での蜜希…
お祭りでの蜜希…
夏休みの時の蜜希…





そして─…
あの日,喫茶店での蜜希…