俺はどうしたらいい……?





この静かな場所で俺はもう放心状態になっていた。





温かみも冷たさも何も感じない…






もう、俺の心は闇を通り越して“無”になってしまったのかもしれない─…






何を思い返しても悪夢のように思える…





蜜希に出会った事も…
栞に出逢ったことすらも…。





皆,俺なんかと出会っちゃいけなかったんだ。






俺がいるから,皆傷付き苦しむんだろ…?





だったら,いっそのこと消えてなくなりたい…
泡のように一瞬にして、この世から。





全て,俺のせいで…俺のせいで……






愛を背き,友情まで潰し…
人の恋までも─…