思わず点になってしまう目…





まさか,お母さんがそんなにおどろくとは思わなかった
と,いうより知らなかったのが不思議だ。






「一人でいっちゃったの?!」






そう言ったお母さんの食器を洗っていた手が急に止まった
エプロンで手を拭きながら祐莉の前にスタスタと移動する






「何で止めないのよ!!?」





お母さんがいくら怒っても酔ってる祐莉には聞いているのか分からないぐらいだった






すると,急にお母さんが俺の方を向いた
自然と合ってしまった目…






「お願い亮!今日学校休んでもいいから,探してきてくれない?!!」






はぁ─……
やっぱり。





視線を逸らすべきだった…





「ねぇ!亮!!?」