俺は缶ジュースを開け,シュパッという炭酸の音とともに口の中に含んだ



『じゃあ,いつもんとこな!!』



「おう。じゃあな」



俺は最後にその言葉だけを言い一方的に電話を切った



この“いつもんとこ”って言うのは俺等がいつも溜まってるとこの事で,俺の今いる公園からは結構遠い場所にある。




芳輝の通ってる高校からはたったの数分で着ける程のコンビニ。




俺は右手に缶ジュースを持ちながら公園を出て,そのコンビニに向かった



ずっと続いている長い道路を歩いていると,さっきからやたらと視線を感じる。




その正体は…
どうせまた俺の知らない奴。



俺と同じぐらいの年齢の奴が何故か俺を見てくる…。




気づいてないフリしてるけど,正直うっとうしいよ…?



俺はちょっとだけそいつ等を睨みながら,ちょっとだけ早歩きをした




俺は光凌高校の中でも5本の指の中に入るらしい…




1回そのことで俺の学校はすごい噂が回ったことがある…




まぁ,その噂で俺もその話を知ったんだけど…。