疑問や罪悪感を抱えたまま俺はとりあえずベッドから出た





歩数で覚えた扉までいくと一気に明るくなる廊下へと足を踏み出した





心が晴れないのはいつものことだ…





でも,今日は一段と曇っている。
何もやる気が起きない…






光から逃げる気力も─…





俺はそのまま真っすぐ歩き階段を降りた






もうそろそろ出てくるだろう
あの無邪気な芽衣が。






羨ましい程輝いているあの笑顔が。






でも、今日は階段を降りても芽衣はいなかった






何で…?





毎日しつこいぐらいに俺におはようっていうくせに…