「ごめん、俺ちょっと行くわ…」




もう無理だ…
俺には答えられない





俺はストローが刺さったレモンティーを置いて椅子から立ち上がった





入り口に向けて一気に走る…





「おい!ちょっと待て!!何で逃げんだよ?」





俺には答えられない…





無理だよ─…






後ろから声を上げながら追いかけてくる蜜希






でも、俺の足は止まらない…
怖いんだ…、俺は弱虫だから






今、蜜希と素直に話せる自身ねぇよ…






俺は最低な奴なんだ─…