「今か…?んー…」




そう言って上の丸時計に目をやる
針が差している時間は2時半…





こんなに時間が経っていたことに少し戸惑ったが俺は行けると蜜希に言った





『じゃあ,清凌の近くの喫茶店来て。じゃあな』




そう言って蜜希は携帯を切った




俺の耳に残るツーツー,と言う音。




いつもの明るい声とは違って凄く冷静な蜜希の声。





まるで何かが俺に物語ってくれているみたいだ─…




そんな蜜希の様子に俺は病院を出て喫茶店まで走った




高校の前を通る時,俺は自分の教室を見た





誰かが机に頬杖しながら授業を聞いているのが見える



よく考えると今は授業中だ。




何でわざわざ蜜希…?




もう,解らないことだらけだ─…