俺が言った声にカルテみたいなものを見ていた倉間先生は前を向いた





「亮!どうしたこんな朝早くに?」





俺は倉間先生の近くに行って晴弥を見せた





「晴弥…診てもらえないですか?」





俺は晴弥を倉間先生にさしだした





「こんな傷…どうしたの?
とりあえず,渡辺先生に診てもらうよ。」




倉間先生はそう言って走っていってしまった




渡辺先生……




あの時はお世話になりました─……





「亮!!こっち来て」




俺は倉間先生に手招きされた方に行った




ドアを越えると,そこにはあの時と何一つ変わらない部屋と渡辺先生がいた





「先生…お久しぶりです。」