「おう,じゃあな。」




光でいっぱいの世界なんて本当は出たくねぇよ…





俺は芽衣の頭を撫でてドアを開けた




もう9月の筈なのにやっぱり暑い…




秋の風は何処に行ったんだよ?




俺は階段を降りて門を開けた





すると,俺の家の前に誰かが立っていた




………?
何で?



俺の目に信じられない映像が映された…



俺の目の前には足に,手に,顔に,傷を負っている男の子が立っていた






「……晴弥?」





何でどうして…?




晴弥は目の前で何も言わず,俺を見てちょっとだけ微笑み足から順番にパタンと地面に倒れてしまった




「…っ晴弥!?晴弥!!!??」