《ピピピピ》




真っ暗な部屋の中,俺はいつものように携帯のアラームで起きた




昨日で長い夏休みも終わってしまった




でも,太陽はまだ夏のようにアスファルトを焼き続ける




蝉の声も,まだ図太く生き残ってる奴等もいる。




俺は仕方がなくまた慌しい毎日を過ごさなければならなくなった




タンスまで行き,まずは制服に着替え部屋を出た





そしたらどーせまた俺は芽衣達に見つけられるんだ




「あっ!亮兄ちゃんだ!!」




ほらな。




もう慣れてきた,それが生活の一部みたいに…




俺は光いっぱいの太陽の中,階段を降り芽衣の頭をぽんっと叩いた





芽衣はソラに朝ごはんを食べさせてあげていた





いつもなら晴弥がやってるのに何で…?