靴箱のところには5人の女の子が溜まっていた



確か…光凌の五大美女だっけ?



いつか,蜜希にそんな事を聞いた事があった



『もしかすると,お前の事その人が待ち伏せしてたりとか…』



蜜希が俺とは目を合わさず下を向きながら言った



「は…?嘘だろ…?」



そう言って蜜希の方を見ても,蜜希は絶対に目を合わさなかった



ありえねぇー…
嘘だと言ってくれよ。




『ごめん…俺のせいかも。』



はぁ─……
何でこうなるんだよ



俺は蜜希の掴んでいる手を無理矢理離し言った



「んで,俺はこれからどーすりゃいいんだよ…?」




すると,蜜希は全然違う答えを返してきた



『なぁ!もし…,もしもだけどな,お前もし告られたらどーすんのっっ?』



蜜希は靴箱の方を向いて以上に興味があるように俺に聞いてきた




「…そんなの,人によるだろ…?いい加減誰なのかぐらい言えよ?」



俺は鞄を持ち直して,蜜希の手を引っ張った