俺は急いで蜜希達がいるはずの木に向かった




角を曲がると,案の定俺たちを探してるような気配があった
俺はとっさに角に隠れ,そこから眺めた




「亮ーー!!?梢ちゃんーーー?」




「梢ーーー!!何処にいるのー?」




明らかに蜜希と唯ちゃんが一緒に俺たちを探している…




どうしよう…
出て行きずらい─…




「亮ーー!?何処だよ…ーー?」




ここに居るって…




何て言えない─…




俺は溜め息をついて壁にもたれかかった




でも,よく考えると葉月がいない…?




俺はもう一度隠れて蜜希達の方を見た




唯ちゃんに蜜希…




やっぱり葉月だけいない…




そう思っていた瞬間だった,俺はまた誰かに手を掴まれ引っ張られた