梢ちゃんが歩いて行く後ろに着いて行くとまた一瞬の内にしてさっきの場所から住宅街に戻った




さっきの場所はどこだったんだろう…




俺は出来るだけ歩く道を覚えながら歩いていく




学校の門まで来ると俺は時計を見上げた




その針を見て一瞬目を疑った…




《5時30分…!!?》





俺たちが出て行ってから2時間半も経っていた




そんなに経ってるなんて1つも思わなかった…




空は夏のせいか,まだ明るい…




そんな時間過ごしてない。




と,何度思っても時計は悉く俺に真実を教える。





やべぇ……
また密希に怒鳴られる…




俺はいつの間にか梢ちゃんを置いて走りだしていた