野いちご神社周辺。
 一同、祭り会場につく。すでに歩行者天国ができていて、屋台の準備をしていた。
 「まだ準備中だね」
 と、高瀬君。
 朝都は時計を見た。
 「まだ8時30分すぎだ」
 と、朝都。
 「まだまだだね」
 と、高瀬君。
 「祭りまでどうするの?」
 と、高瀬君。
 「とりあえず、気合いれっか」
 と、朝都。
 「夏祭りがんばるぞお」
 と、大声でいって、朝都はぐーにした右手をあげた。
 「おー」
 と、高瀬君が右手こぶしをぐーにして、あげた。
 「お、おー」
 と、チセが右手こぶしをグーにしてあげた。
 「で、次は?」
 と、高瀬君。
 「トイレすましとくか」
 と、生徒会長。
 「さすが生徒会長、おまつりのプロだ」
 と、高瀬君。
 「だろう」
 生徒会長は腕組みをし、どや顔をした。
 「いや、高瀬君、おまつりのプロって何?」
 とチセがか細くいった。