「捺美とは友達ではなかったけど、あの子なら友達になってもいいかな……とは思ってた」
彼女は少し悲しそうに言った。捺美が行方不明になったということは、社内中が知っている。
「あなたと捺美さんは性格が違うように見えますが、気が合ったということですか?」
高城の目が光る。だんだん本質に切り込むつもりのようだ。
「気が合うっていうか、波長が合うかんじがするんだよ。あの子、見た目によらず芯が強いし男前なところがあるじゃん。私、仲間とつるんでいないと不安って感じる、ザ・女子系は苦手だからさ」
あ~、なんだかわかる気がする。
捺美は、見た目華奢で女の子っぽいけれど、中身は根性すわっているところがあるからな。
表面的じゃなく、しっかり捺美の中身を見ているな、この子。
口も悪いし態度も悪いが、案外根はいい奴なのかもしれない。
彼女は少し悲しそうに言った。捺美が行方不明になったということは、社内中が知っている。
「あなたと捺美さんは性格が違うように見えますが、気が合ったということですか?」
高城の目が光る。だんだん本質に切り込むつもりのようだ。
「気が合うっていうか、波長が合うかんじがするんだよ。あの子、見た目によらず芯が強いし男前なところがあるじゃん。私、仲間とつるんでいないと不安って感じる、ザ・女子系は苦手だからさ」
あ~、なんだかわかる気がする。
捺美は、見た目華奢で女の子っぽいけれど、中身は根性すわっているところがあるからな。
表面的じゃなく、しっかり捺美の中身を見ているな、この子。
口も悪いし態度も悪いが、案外根はいい奴なのかもしれない。